施工事例施工事例

施工事例Our Works

2018.08.03

キャリブレーションとは?

キャリブレーション作業は、ラインマーキングマシンの設定を調整し、
道路標示の白線や黄色線が規定通りの幅・太さの正確なラインを描くための作業です。
この工程により、道路標示の視認性や耐久性が向上し、安全で快適な交通環境を実現できます。
具体的なキャリブレーション作業の内容は以下の通りです。


1.
機材の点検・準備

  • スプレーの準備の確認: 塗料を噴射するために汚れやないかが確認し、必要に応じて清掃します。これにより、塗料が均一に噴射されるようになります。
  • ホースやタンクのチェック: 塗料を供給するホースやタンクの状態を点検し、漏れがないか確認します。


2.
塗料の調整

  • 粘度の測定: 使用する塗料の粘度を測定し、必要に応じて添加剤を加えます。 塗料の粘度が正しくないと、ラインが均一になくなります。
  • 塗料の撹拌(かくはん) : 塗料が均一になるようにしっかりと撹拌します。これにより、ラインの進行が安定します。


3.
ライン幅の調整

  • ガイドレールの設定: 必要なラインの幅に合わせて、マーキングマシンのガイドレールを調整します。一般的な道路ラインの幅は10cm~15cm程度ですが、規定に応じて調整します。
  • スプレーの噴射の角度・高さ調整: 塗料の噴射範囲を設定し、ラインが均一に勝てるように優先の角度や高さを調整します。


4.
塗布量のキャリブレーション

  • 試し打ち(テストスプレー) : 実際に塗装する前に、テスト用のボードや路面に試し打ちを行い、塗料の出方やラインの幅を確認します。
  • 塗布量の調整: ラインの厚さが規定通りになるよう、スプレーの圧力や塗料の流量を調整します。例えば、標準的な道路ラインの厚さは1.5mm~3mmですが、これも規定ですに応じて調整します。


5.
ガラス散布装置の調整(必要な場合)

  • ビーズの散布量の調整:夜間の反射性を高めるため、ガラスビーズを散布する装置が付いている場合は、その散布量やタイミングを調整します。


6.
走行速度の調整

  • ライン引き速度の設定: マーキングマシンの走行速度を設定し、塗料が正しく定着するように調整します。 速度が速いと塗料が進みすぎる、遅すぎるとラインが不均一になります。


7.
最終確認

  • 仕上がりの確認:全ての調整が完了したら、再度試し打ちを行い、ラインの幅、厚さ、色、反射性など規定通りか最終確認します。